日本電子計算株式会社は10月6日、指紋認証を利用したセキュリティツール「指おぷ」を発売した。価格は1ユーザーライセンス(指紋認証マウス付き)で38,000円。
同製品は、Citrix「MetaFrame XP」のWebアクセス機能である「Web Interface(旧名NFuse)」のセキュリティ強化を図るもの。通常の認証に加えて指紋認証を行うことで、不正アクセスのリスクを回避し、セキュリティを強化することが可能という。
段階的な指紋認証の導入が行えるように、指おぷでは「IDとパスワード」「IDとパスワード or IDと指紋」「IDと指紋」「指紋のみ」と4種類の認証手段が用意されており、利用状況に応じて管理者が設定できる。Webベースの管理ツールでユーザー管理、各種設定が可能で、指紋データは暗号化され、サーバー内にて一元管理される。指紋は一人当たり10指、管理人数は最大1,000人まで対応。指紋認証装置には日本セキュアジェネレーション株式会社の「SecuGen EyeD(セキュジュン アイディ)」を採用している。
日本電子計算では「今後、シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社と日本セキュアジェネレーション株式会社と協力し、ソリューションの拡販に向けて開発、提案、マーケティング活動などを積極的に行う」としている。
■ URL
日本電子計算株式会社
http://www.jip.co.jp/
製品情報(SecuGen EyeD)
http://www.secugen.co.jp/products/peripher.html
製品情報(Web Interface)
http://www.citrix.co.jp/products/NFuse/
( 石井 一志 )
2003/10/06 18:41
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