日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は10月20日、ウイルス感染をシミュレーションし、ウイルス対策トレーニングを行う「HPウィルス予防訓練サービス」を11月1日より開始すると発表した。
「HPウィルス予防訓練サービス」は、トレンドマイクロ株式会社のツールを用い従業員のセキュリティ意識を向上させる予防訓練サービス。
同サービスの基本的な流れは次のようになっている。まず、利用企業のセキュリティポリシーやメール配信リストを確認、作業スケジュールを策定することからはじめる。続いて、同社が準備するハードウェアを設置し、必要なソフトウェアをインストールして各種設定を行う。その後、訓練用メールを指定されたメールアドレスに計画的に配信し、メールに記載されているURLへのクリックを誘導することで、ウイルス感染の原因となるクリック動作と同時に強制的にアンケート調査を行う。これにより、どの部門で誰が何回クリックし、なぜクリックしたのかといったセキュリティ意識に関する情報をデータベースに自動収集することができるという。この結果を分析し報告書にまとめ、最後にセキュリティ意識を高めるためのレクチャー形式のトレーニングを行う。
価格は、100ユーザーまでで初回495,000円、2回目以降430,000円。サービス時間帯は、月曜から金曜の9時から17時まで(祝祭日および年末年始を除く)。
同社では、今回発表した「ウィルス予防訓練サービス」以外にも、エンドユーザー向け教育サービスや、従来から提供しているウイルス対策環境を遠隔監視する「eDoctorウィルス遠隔監視サービス」の拡張を予定しているという。
■ URL
日本ヒューレット・パッカード株式会社
http://www.hp.com/jp/
ニュースリリース
http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2003/fy03-209.html
( 福浦 一広 )
2003/10/20 12:10
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