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NGSecureWebマネージメントクライアントのイメージ
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キヤノンシステムソリューションズ株式会社は11月27日、LinuxのApacheで構成されたWebサーバーの脆弱性を保護するソフト「NGSecureWeb(エヌジーセキュアウェブ) for Linux(以下、NGSecureWeb)」を2004年1月上旬より販売を開始すると発表した。
NGSecureWebは、Apacheが動作するLinux上にインストールし、ファイアウォールとIDS(侵入検知システム)の2つのセキュリティ技術を統合した、Apache専用のアプリケーションファイアウォール。Apacheに対するIPS(侵入検知防御システム)として動作する。
クライアントからApacheへ送られるすべてのHTTP/HTTPSリクエストをフィルタリングして、Webサーバーとそのサーバー上で動作するWebアプリケーションが攻撃されていないかをチェックする。攻撃の可能性がある信号を検知すると、Webサーバーでの実行を拒否することでバッファオーバーフローなどによる不正侵入やWebページの改ざんなどからサーバーを保護する。
NGSecureWebは過去に発生したさまざまな攻撃のパターンに基づき、抽象化したルールを複数組み合わせる独自技術で解析する。これにより、コード全体をパターンマッチングさせる従来のIDSとは異なり、未知の攻撃からもWebサーバーを保護することができるという。
また、製品にはWindowsからNGSecureWebをリモート管理できるマネージメントクライアントが付属しており、設定変更やログ管理、有効化・無効化などの命令を暗号化してNGSecureWebに送り設定することができる。マネージメントクライアントの対応OSはWindows 2000 Professional、Windows XP Professional。
製品はApache1.3対応版と2.0対応版の2種類があり、価格はそれぞれ350,000円。なお、今後UNIX版やWindows版の発売も予定しているとのこと。
■ URL
キヤノンシステムソリューションズ株式会社
http://canon-sol.jp/
プレスリリース
http://canon-sol.jp/press/a311_ng.html
( 朝夷 剛士 )
2003/11/28 13:20
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