日本電気株式会社(以下、NEC)は12月3日、ネットワーク不正侵入防御システム「S@FEGUARD(セーフガード) IP100」を発売した。
S@FEGUARD IP100は、NECのIAサーバー「Express5800シリーズ」と米ForeScout Technologies,Incのソフトウェア「ActiveScout」を組み合わせたアプライアンスサーバー。不正侵入を試みる者が、攻撃前に実施するポートスキャンやセキュリティホール探査が行われた場合、それを探知して偽のセキュリティーホール情報などを相手に送る。そして、その偽装情報に対して攻撃が行われた場合は、偽装情報をもとに確実に攻撃者を識別しブロック。また、実際に受けた偵察行為や攻撃内容、相手のIPアドレス、行った予防措置などをリアルタイムに表示可能で、攻撃の状況を的確に判断できるという。さらに、実際に行われた攻撃などのレポートも可能で、管理者は分析結果に基づき、効率的なシステム運用を行うことができる。
NECによれば、「ファイアウォールなどほかの機器と連携することで、より強固なセキュリティ環境を実現することが可能。また同製品では、従来のIDSで必要としたシグネチャファイルの更新が不要であり、運用管理工数の削減を行える」とのこと。
同製品の価格は148万円からで、同社では3年間に1,000システムの販売を見込んでいる。
なお同社では、12月3日から5日に東京ビッグサイトで開催される「iEXPO2003」で、S@FEGUARD IP100のデモを実施するとのこと。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
iEXPO2003
http://www.uf-iexpo.com/
( 石井 一志 )
2003/12/03 13:05
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