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LeakBLOCKの仕組み
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株式会社日本マルチネットとイージーシステムズジャパン株式会社(以下、イージーシステムズ)は12月9日、情報セキュリティ分野でパートナー契約を結んだと発表した。これに伴い、情報漏えいを防ぐASPサービス「LeakBLOCK(リークブロック)」を、2004年1月15日から提供開始する。
LeakBLOCKは、企業内で利用・作成されるファイルを、不必要な人間が参照しないようにするDigital Rights Management(DRM、デジタル著作権管理)を行うサービス。イージーシステムズの情報セキュリティーソフト「ezFile Security」を、日本マルチネットのASP企画に基づいて製品化した。ファイルの作成者などはファイルを暗号化して閲覧者に送信。閲覧者はそのままではファイルを開けず、認証サーバーにアクセスして複合化を行うことで、はじめてファイルにアクセスできるようになる。LeakBLOCKでは、認証サーバーの部分をASPで提供するため、ユーザーはインターネット経由でサーバーに接続する。ファイルを暗号化する際には、閲覧のみ、編集可能などの権限を相手先単位で設定可能なほか、閲覧期間や回数の設定もできる。
対応するOSはWindows XP/2000/Me/98 SE。対応ファイルはOffice 2000/XP(Word/Excel/PowerPoint)、PDF、TEXT、RTF、TIFF、BMP、JPEGの各形式となっている。
価格は10ユーザーの場合で初期費用300,000円と、月額使用料1,000円/ユーザー(保守費用含む)。ユーザー数が増えるごとに1ユーザーあたりの価格は下がり、100,000人の場合は初期費用4,500,000円、月額使用料300円/ユーザー(同)となる。また、加入契約後のユーザー数変更にも柔軟に対応するとのこと。
両社では、初年度に10万ユーザーの登録を見込んでいる。
■ URL
株式会社日本マルチネット
http://www.multinet.co.jp/
イージーシステムズジャパン株式会社
http://www.easy.co.jp/
LeakBLOCK
http://www.securityway.jp/
( 石井 一志 )
2003/12/09 15:26
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