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NAV2003などのシマンテック製品を使用するPCで、1月7日以降にOfficeの起動遅延などの不具合

米Verisignの証明書有効期限失効に起因

インターネットオプションの「発行元証明書の取り消しを確認する」のチェックを外すことで回避できる
【1月9日20:15更新】

 株式会社シマンテックは1月8日、サービス&サポートページにおいて「Norton AntiVirus 2003」などのシマンテック製品を使用するPCで、1月7日以降にMicrosoft Office製品の起動時に不具合が起きる、PCの動作が不安定になるなどの現象が発生していることへの対処方法を公開した。

 同社ではこの原因を、米Verisignから2002年12月18日以前に発行された中間CA局証明書の有効期限が1月7日に失効したことから、異常な数の「証明書失効リスト」のダウンロード要求接続がVerisign社のサーバーに対して行われたため、処理効率が低下したことに起因していると説明している。

 シマンテック製品は定期的にシステムコンポーネントの整合性を確認する作業を行っているが、米Verisignのサーバーの処理効率低下により、整合性の認証を行えず、PCの動作が異常に遅くなるなどの現象が起きていた。

 現在、同社と他ベンダー各社は、米Verisignと協力してこの問題の解消に取り組んでいる。また以下の操作により、この現象を一時的に回避できるとしている。

 インターネットオプションの「詳細設定」タブから、「発行元証明書の取り消しを確認する」のチェックを外し、PCを再起動する

 なおマイクロソフト株式会社でも「トラブル・メンテナンス速報」としてこの情報を公開し、対処方法としてシマンテックの当該ページへのリンクを掲載している。



URL
  株式会社シマンテック
  http://www.symantec.co.jp/
  2004年1月7日以降、コンピュータの動作が異常に遅くなり、Microsoft WordやExcelが起動できなくなった
  http://service1.symantec.com/SUPPORT/INTER/navjapanesekb.nsf/jp_docid/20040108142217958
  トラブル・メンテナンス速報(マイクロソフト)
  http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=/isapi/gomscom.asp?target=/japan/support/sokuho/

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( 岩崎 宰守 )
2004/01/09 12:30

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