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NECとトリップワイヤとKCCS、セキュリティソフト分野において協業


 日本電気株式会社(以下、NEC)、トリップワイヤ・ジャパン株式会社(以下、トリップワイヤ)、京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)の3社は2月9日、データ改ざん検知・復旧のセキュリティソフト分野における製品開発・販売において協業したと発表した。

 今回発表された協業では、NECとKCCSの両社がそれぞれが販売しているセキュリティソフト製品を相互に供給し、2月からそれぞれのチャネルにおいて販売を開始する。NECはKCCSに、改ざんされたコンピュータシステム上のデータを自動的に復旧するソフトウェア「SERVERW@TCH for Tripwire」を提供する。KCCSはNECに、サーバー上にあるデータの最適な状態を記録しておき、変更が加えられた場合にあらゆる変更を検出することにより、システムの整合性を保証するトリップワイヤ製のソフトウェア「Tripwire for Servers」を提供する。

 また、3社は共同で「SERVERW@TCH for Tripwire」と「Tripwire for Servers」を組み合わせたシステムの動作検証を行い、ユーザーからの技術的な問い合わせへの対応やバージョンアップ情報の提供、障害発生時の調査・対応情報の提供などを行う。

 さらに、3社は共同でユーザー情報の共有や相互紹介などを推進し、Webによる商品・技術情報の提供や展示会での協力、共同セミナーの開催、共同広告の実施など、マーケティング活動や販売推進活動においても協力する。

 このほか、NECは「Tripwire for Servers 4.0日本語版」と「SERVERW@TCH for Tripwire Ver1.1」をセットにした「SERVERW@TCH/Tripwireパック」を製品化し2月27日より発売する。価格は326,000円で、NECでは2005年3月までに500本の販売を見込む。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  トリップワイヤ・ジャパン株式会社
  http://www.tripwire.co.jp/
  京セラコミュニケーションシステム株式会社
  http://www.kccs.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0402/0901.html

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  ・ NEC、改ざんデータを自動復旧するLinuxサーバー用ソフトウェアを発表(2003/09/16)


( 朝夷 剛士 )
2004/02/09 16:32

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