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三菱電機、機密情報流出対策と入退出管理を統合したソリューションを発表


 三菱電機株式会社は、企業や組織における機密情報の流出防止をはじめとしたセキュリティ対策とビルの入退出管理システムなどを統合した「情報漏洩防止ソリューション」を3月2日より発売する。


三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社インターネットセキュリティセンター センター長 飯島康雄氏
 今回発表されたソリューションは、すでに発売されている入退出管理システムや不正アクセスの防止、ファイル暗号化ソフトウェアなどの機能強化版と、新たに開発された統合管理ソフトウェア、さらに情報セキュリティの評価認定制度「ISMS」に適合する情報システムの構築サービスなど合計10個の製品を組み合わせたもの。三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社インターネットセキュリティセンター センター長の飯島康雄氏は「これらを統合したソリューションは、日本で初めて」としている。

 同ソリューションは各システムにおける本人認証やログ管理などを行うソフトウェアを連携させることで、各システムを一元的に管理・運営できることが特徴。また、各利用者は1枚のICカードなどの媒体でビルの入退出やPCのユーザー認証などをすべて行うことができる。

 導入には各製品を個別に組み合わせることや、段階的にシステムを拡張することができる。また、PCのユーザー認証においてICカードと指紋認証を組み合わせてセキュリティレベルを上げるなど、ICカード以外にもさまざまな認証手段を利用することができる。


統合管理システムのイメージ ICカードと指紋認証を組み合わせたログオン認証

 さらに昨今話題となった機密データの流出対策においては、PC内にあるデータを自動的に暗号化する機能や、ユーザー権限によって上司や管理者の承諾なしで外部メディアへのデータの書き込みを禁止するといった機能が用意されている。

 同社は主に官公庁、自治体、医療機関、金融機関などを対象に2004年度中に20億円、3年間で100億円の売上を目標としている。なお、同ソリューションの製造・販売は三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社が行う。



URL
  三菱電機株式会社
  http://www.mitsubishielectric.co.jp/
  三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社
  http://www.mdis.co.jp/
  ISMS適合性評価制度
  http://www.isms.jipdec.jp/


( 朝夷 剛士 )
2004/03/01 14:57

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