有限会社電机本舗は3月29日、Red Hat Linuxのセキュリティ機能を向上させるソフトウェア「SafetyLinux on RedHat」の出荷を開始した。対応OSはRed Hat Enterprise Linux 3で、価格はサーバー版が99,800円、スタンダード版が39,800円。
SafetyLinux on RedHatは、セキュリティホール自動防止装置、クリーンルーム機能、ワーム/ウイルスのディスクへの書き込み禁止装置の3つの機能により、設定の変更を行わず、またウイルス対策情報のアップデートを必要とせずにセキュリティ機能を向上することができるという。
セキュリティホール自動防止装置とは、ほとんどのセキュリティホールの原因というバッファオーバーフローの発生を監視・抑制することにより、DoS攻撃やサーバー制御権の乗っ取りなどを防止するというもの。
クリーンルーム機能は、HDDに絶対に変更できないシステム領域を設置するもので、次期Windows(コードネーム:Longhorn)に搭載される予定の機能とほぼ同等の機能をLinux上で実現したもの。
ワーム/ウイルスのディスクへの書き込み禁止装置は、ディスクへの書き込みや変更を禁止する機能。一切の実行形式のファイル作成や変更を禁止することで、万が一ウイルス/ワームが侵入してもディスクに感染することができないという。
■ URL
有限会社電机本舗
http://www.dnki.co.jp/
( 朝夷 剛士 )
2004/03/29 21:49
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