株式会社日本マルチネットと、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は4月14日、デジタルデータの情報漏えいを防ぐASPサービスとICカードによる認証・決済サービスを組み合わせた新サービス「LeakBLOCK for SAFETYPASS」の提供で協業し、5月下旬よりサービスを開始すると発表した。
LeakBLOCK for SAFETYPASSは、日本マルチネットのDRM(Digital Rights Management)セキュリティのASPサービス「LeakBLOCK(リークブロック)」と、NTT ComのICカードによるセキュア認証・決済サービス「SAFETYPASSビジネス」を組み合わせたもの。企業内で作成・利用されるファイルを暗号化し、ICカードで認証された特定のユーザー以外に参照や印刷など行えないように設定できる。
ファイルの利用制限は、閲覧・印刷・編集・保存などの可否を相手先単位で設定できるほか、閲覧期間や回数も設定可能。認証は日本マルチネットがASPで提供する認証サーバーをインターネット経由で利用するため、社内LANの内外に関係なく利用できる。
対応OSはWindows XP/2000/Me/98 SE。対応ファイルはOffice 2000/XP(Word/Excel/PowerPoint)、PDF、TEXT、RTF、TIFF、BMP、JPEGの各形式。
価格は10ユーザーの場合で初期費用30万円(税別)、月額使用料1,000円(税別)/ユーザー(保守費用含む)と、ユーザー人数分のICカード代が必要となる。ユーザー数が増えるごとに1ユーザーあたりの価格は下がり、10万人の場合は初期費用400万円(税別)、月額使用料300円(税別)/ユーザー(同)とユーザー人数分のICカード代となる。また、加入契約後のユーザー数変更にも対応する。
■ URL
株式会社 日本マルチネット セキュリティウェイ事業部
http://www.securityway.jp/
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
http://www.ntt.com/
プレスリリース
http://www.securityway.jp/spb_pressrelease.html
■ 関連記事
・ 日本マルチネットとイージーシステムズ、DRMのASPサービスを発表(2003/12/09)
( 朝夷 剛士 )
2004/04/14 16:44
|