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ISS、Windowsの脆弱性などによる被害を未然に防ぐツールを期間限定で無償提供


 インターネットセキュリティシステムズ株式会社は4月16日、Windowsの脆弱性などによる被害を未然に防ぐソフトウェア「RealSecure Desktop Protector」の無償提供を開始した。配布は5月31日まで、利用は6月30日までの期間限定で、同社のWebサイトよりダウンロードできる。

 RealSecure Desktop Protectorは、パーソナルファイアウォールと不正侵入防御機能(IDS)を持つ企業内クライアントPC向けツール。4月14日よりマイクロソフトが公開した「MS04-011」、「MS04-012」、「MS04-013」の対象となる脆弱性にも対応するほか、まだ出現していないワームや攻撃も防御できるという。

 同社エグゼクティブセキュリティアナリストの高橋正和氏は、「過去の例から、ゴールデンウイーク休暇中にワームに感染したモバイルPCなどの社内持ち込みにより、被害が拡大する可能性が高い。システム管理者は、企業内PCすべてにWindows Updateが実施されていない場合があることを前提として対策を行う必要がある」と注意を呼びかけ、RealSecure Desktop Protectorの導入を勧めている。

 なお、無償でダウンロードできる製品はサポート対象外とのこと。



URL
  インターネットセキュリティシステムズ株式会社
  http://www.isskk.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.isskk.co.jp/company/press_office/press04/RDP_DL_041604.html
  RealSecure Desktop Protectorダウンロード
  http://www.isskk.co.jp/security_center/169/rdp_intro.html

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( 朝夷 剛士 )
2004/04/16 17:31

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