|
L7パラメトリック分析方式による未知攻撃検知の概念図
|
東芝ソリューション株式会社は4月21日、不正侵入防御アプライアンス「AntiHacker-Proシリーズ」を発表した。ラインアップには、企業ネットワーク全体の防御を想定した「AntiHacker-Pro 300」と、部門での使用を想定した「AntiHacker-Pro 100」が用意されている。価格は、それぞれ3,202,500円(税込)から、1,365,500円(税込)から。
AntiHacker-Proシリーズは、ネットワークへの不正アクセスや攻撃を防御するアプライアンスサーバーで、L7パラメトリック分析方式という防御手法を採用していることが特長。同方式を用いた未知攻撃検知機能では、実際のWebサイトにおけるWebサーバーへの通信をレイヤ7で学習しながら統計処理し、正常とは異なる振る舞いをしている通信を識別する。これにより、シグネチャベースでは検知できなかった未知の攻撃にも対応が可能という。また、これと併用してシグネチャのデータベースを用いた検知・防御も行う。シグネチャに関しては、同社のWebサイトより自動的にダウンロードされ、常に最新の状態に保つことができるとのこと。
インターフェイスは、AntiHacker-Pro 100が100Base-TX×2、同 300が1000Base-T×2で、スループットはそれぞれ100Mbps、300Mbps。両製品とも、ユーザーのネットワーク環境を調査し、それにあわせたAntiHacker-Proの設計・構築を行う「AntiHacker-Proカスタマイズ構築サービス」が商品にバンドルされている。
なお、東芝ソリューションでは今後3年間で1,000システムの販売を見込んでいる。
■ URL
東芝ソリューション株式会社
http://www.toshiba-sol.co.jp/ccc/
( 石井 一志 )
2004/04/21 15:19
|