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米Cisco、SNMP処理に関するIOSの脆弱性を警告


 米Cisco Systemsは4月20日(米国時間)、同社のネットワーク機器用OS「Cisco IOS」の特定バージョンに、SNMPリクエスト処理における脆弱性が存在することを明らかにした。SNMPはネットワーク管理用プロトコルの標準的なもの。このセキュリティホールを悪用されると、機器が再起動してしまう可能性がある。

 今回脆弱性が公開されたCisco IOSのバージョンは、12.0S、12.1E、12.2/S、12.3/B/Tなどで、Ciscoが提供している修正版ソフトウェアを適用すればこの脆弱性をふさぐことが可能。同社のWebサイトでは、脆弱性の存在するIOSの詳細なバージョンや、修正版適用前の暫定的な対策などについて記載されている。同社のProduct Security Incident Response Team(PSIRT)では4月20日現在、この脆弱性をついた攻撃は確認していないとしているが、修正版ソフトウェアの適用など、対策を呼びかけている。



URL
  米Cisco Systems(英語)
  http://www.cisco.com/
  Vulnerabilities in SNMP Message Processing(英語)
  http://www.cisco.com/warp/public/707/cisco-sa-20040420-snmp.shtml
  日本語訳
  http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/tac/707/cisco-sa-20040420-snmp-j.shtml


( 石井 一志 )
2004/04/21 19:52

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