日本電気株式会社(以下、NEC)は4月26日、運用中のサーバーのパッチ適用を支援するソフトウェア「ServerW@ll」を発表した。価格は30万円から。
運用中のサーバーの場合、事前評価が済んでいない、24時間稼働のためサーバーを停止できない、といった理由により、セキュリティパッチ適用が迅速に行えないことがある。ServerW@llはこうしたセキュリティ対策が十分に行えていないサーバーを、ウイルスなどから守るために開発された製品。クライアント用のエージェントソフト、サーバー用のファイアウォールソフト、管理ソフトからなり、セキュリティ対策が十分になされていないPCからサーバーに対して接続を試みた場合、ファイアウォールによってその通信はブロックされる。
これにより、外部から許可なく持ち込まれたPCや、長期間使用されていなかったものなど、セキュリティ対策が不十分なクライアントPCから、サーバーがウイルスに感染することを防ぎ、計画的なサーバーのパッチ適用が行える。またファイアウォールの設定により、サーバーに接続できるPCを限定することもできるため、業務に不必要な接続を防止することも可能。
NECでは、今後3年間に1,000ユーザーへの販売を見込んでいる。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
( 石井 一志 )
2004/04/26 11:46
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