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NEC、情報漏えい対策ソリューションを拡充


 日本電気株式会社(以下、NEC)は5月6日より、「情報漏えい対策ソリューション」のラインアップにデータベースセキュリティ監視ソフトなど3製品を追加するとともに、従来とあわせて13種の製品を組み合わせた7つの対策パターンごとのソリューションを新たに提供する。同社では今後3年間で800ユーザーへの販売を見込んでいる。

 今回追加されるのは、データベースを常時監視して不正アクセスやセキュリティルール違反、データの破壊・改ざんを検知するほか、脆弱性チェックも可能な米IPLocks,Inc.開発のデータベース・セキュリティ監視ソフト「IPLocks」、グループ内での共同利用も可能なNEC開発のファイル暗号化ソフト「SecureWare」、メールの本文や添付ファイルなどへの設定により送信メールを制御する英Clearswift Limited.開発のメールフィルタリングソフト「MAILsweeper for SMTP」の3製品。

 価格はIPLocksが監視対象1データベースの場合で210万円、SecureWareが1ライセンス8,000円、MAILsweeperが50ライセンス55万円。

 またあわせて提供される情報漏えい対策パターンは、ICカードで入退室管理やPC利用者認証を行う「社員証ICカード個人認証強化対策」(500万円~)、モバイルPCやUSBメモリなどの外部記憶媒体データを暗号化する「外部持ち出し情報保護対策」(200万円~)、データベースやファイルサーバーへの不正アクセス、これらへの接続クライアントでの不正操作を監視する「業務システム機密情報漏えい対策」(900万円~)、IDCの入退室管理と端末へのアクセス履歴を保管する「データセンタ情報保護対策」(個別見積)、メールの送信と、Webメールや掲示板、チャットなどへのアクセスを規制する「メール/Web経由情報漏えい対策」(200万円~)、ネットワーク接続ユーザーへの認証を強化する「ネットワーク不正アクセス対策」(250万円~)、無線LAN接続時の認証を強化する「無線LAN不正アクセス対策」(900万円~)の7種。

 これらにより同社では、複雑化する情報漏えい対策方針の明確化とシステム構築の短期化、コスト削減を実現するとしており、今後は対策パターンを拡充していく。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0405/0602.html

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( 岩崎 宰守 )
2004/05/06 15:49

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