株式会社ホライズン・デジタル・エンタープライズ(以下、HDE)は、Linuxサーバー向けアンチウイルスソフトウェアの最新版「HDE Anti-Virus 4.0 for Server」、「HDE Anti-Virus 4.0 for Gateway」を5月18日より発売する。価格はfor Serverが52,500円、for Gatewayの15ユーザー版が78,750円。同社では1年間で3,000本の販売を目標としている。
HDE Anti-Virus 4.0シリーズは、軽量さに定評のあるフィンランドF-Secureのエンジンを採用したLinuxサーバー向けアンチウイルスソフトウェア。ウイルス定義ファイルの自動アップデート機能を備え、HDE Controllerシリーズ、HDE File Serverといった管理ツールとコンソール画面を統合することも可能となっている。
新バージョンでは、複数のスキャンエンジンを新たに搭載し、複雑な検査ロジックを必要とするウイルスに適切なエンジンで対応することで検知精度が向上した。
HDE Anti-Virus 4.0 for Serverは、ファイルサーバーやWebサーバーのコンテンツを定期的にチェックしてウイルスを駆除するソフトウェア。接続されるクライアント数によるライセンス制限がなく、低コストでの運用が可能だ。時、日、週、月単位でのスケジュール指定によるウイルス自動スキャン機能も備える。
HDE Anti-Virus 4.0 for Gatewayは、Linuxサーバーをプロキシとして動作させてHTTP、FTP、SMTP、POPによる通信をリアルタイムに監視し、メールやWebブラウジング、FTPより侵入するウイルスを検知・駆除するソフトウェア。RBL(Realtime Blackhole List)のデータベースを参照して不正中継可能なホストからのメール受信を拒否するスパムフィルター機能も備える。また新バージョンでは15ユーザーライセンスが追加されたほか、他社ゲートウェイ製品からの乗換割引パッケージが通常価格の50%で提供される。
対応OSは、Red Hat Enterprise Linux AS 2.1/3.0、同ES 2.1/3.0、同WS 3.0、Red Hat Professional Workstation、Red Hat Linux 7.2/7.3/9、Turbolinux 8 Server/10 Desktop、MIRACLE LINUX Standard Edition v2.1。なおHDE Anti-Virus 3.0/3.5ユーザーは、サポート期間中の無償アップグレードが可能。
■ URL
株式会社ホライズン・デジタル・エンタープライズ
http://www.hde.co.jp/
プレスリリース
http://www.hde.co.jp/press/pressrelease/release.php?rd=200405070
HDE Anti-Virus
http://www.hde.co.jp/hav/
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