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KCCS、アカウントを統合管理する情報セキュリティソフトウェアを発表


GreenOffice Directoryの画面イメージ
 京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)は5月17日、ユーザーアカウントやそのアクセス権を管理するための情報セキュリティソリューション「GreenOffice Directory」を、同日より販売開始すると発表した。価格は、500ユーザーで420万円から。同社では、SIなどの売上を含め、初年度に4億円の販売を目標としている。

 GreenOffice Directoryは、企業内の複数のシステムに分散して存在するアカウントを一元管理する統合ディレクトリ管理ソフトウェア。アカウントを統合管理することで、各種システムごとにアカウントを設定する必要がなくなり、設定ミスやアカウントの削除ミスなどのセキュリティリスクを回避できるという。

 適用するルールは組織・役職・役割などを組み合わせたものを設定できるため、柔軟なセキュリティポリシーの構築・適用が可能。また、組織変更・人事異動に先立って、アカウントやアクセス権限の変更情報を準備できる仕組みも用意されている。

 これらに加え、管理者権限を委譲・分割可能にしており、数万人規模の組織でも運用が行えるほか、他システムとの連携用API、インポート/エクスポートのインターフェイスを実装しているため、IBMのNotes、NovellのeDirectoryといったシステムとの連携が可能。また、企業内システムのアクセス権を集中管理が行えるため、同社のGreenOffice Portalと連携することで、シングルサインオンの基盤としても利用できるとのこと。

 対応OSは、サーバー側がRed Hat Linux 7.2もしくはRed Hat Enterprise Linux AS 2.1、クライアント側がWindows XP Professional/2000 Professional。このほか、サーバー側にはIBM WebSphere 4.0.4やOracle 9i Databaseなどが、クライアント側にはIE 5.5(SP2)/6.0(SP1)が必要となる。



URL
  京セラコミュニケーションシステム株式会社
  http://www.kccs.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.kccs.co.jp/press/release/040517.html


( 石井 一志 )
2004/05/17 11:36

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