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ネットマークスとラック、「検疫ネットワーク」を利用したウイルス防止ソリューション


 株式会社ネットマークスと株式会社ラックは5月20日、「検疫ネットワーク」ソリューションを共同企画・共同開発し、6月より販売、8月より出荷すると発表した。

 「検疫ネットワーク」ソリューションは、企業のセキュリティポリシーに適合しないPCを業務ネットワークに接続させないシステム。企業のイントラネットに接続するすべてのPCを、いったん別ネットワーク(検疫ネットワーク)に隔離し、企業のセキュリティポリシーに違反していないかどうかのチェック(コンプライアンス検査)を行い、検査をパスしなかったPCはOSの最新パッチとウイルスパターンファイルの更新を行ってはじめて業務ネットワークに接続させるというもの。既存ネットワーク機器の入れ替えが不要であり、低コストで導入できるとしている。

 「隔離」(通信制御)システムには、IPアドレスなどの設定変更やソフトウェアの追加不要で、プラグ&プレイによるLAN/インターネット接続を実現するANTLabs社のアプライアンス「Tru’Connect」を採用。「検疫」(コンプライアンス検査)部分では、ラックの「Compliance Center(コンプライアンスセンター)」を採用。「治療」(アップデート)部分では、既存のアンチウイルス・ソフトウェアベンダー各社のツールや、資産管理ソフトウェアなどが利用できる。

 価格は、1000クライアントの場合、初期費用が500万円、月額費用が50万円から。両社では、初年度100社への導入を目標としている。



URL
  株式会社ネットマークス
  http://www.netmarks.co.jp/
  株式会社ラック
  http://www.lac.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.netmarks.co.jp/news/2004/040520LAC.html


( 福浦 一広 )
2004/05/20 12:17

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