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セキュリティフライデー、“弱い”パスワードをリアルタイムで検出する技術を開発


 セキュリティフライデー株式会社は5月20日、パスワードの強度をリアルタイムで検出する技術を開発したと発表した。

 今回発表されたのは、社内のファイルサーバーへのログオンをネットワーク上で監視し、十分な強さを持たない脆弱なパスワードをリアルタイムで検出する技術。弱いパスワードのリストをコンピュータで演算処理した特殊なデータベースを用い、監査対象のネットワークから暗号化されたパスワードを取得・解析することで、弱いパスワードだけをリアルタイムに検出できるとしている。

 開発の背景として、企業内ネットワークでシステム管理者は強度の弱いパスワードを見つけることができない点をあげている。企業で多く用いられているWindowsを中心としたネットワークでは、パスワードは暗号化されているため第三者にパケットを不正に取得されてもすぐに漏えいすることはないが、パスワードそのものが推測されやすいと解析されやすくなると同社は指摘。これを事前に防ぐために今回の技術を開発したとしている。

 同社では、この技術を利用したパスワード監査システムを、2004年秋を目標に製品化し、主に厳しいセキュリティ管理が求められる官公庁や大手企業への導入を目指すとしている。



URL
  セキュリティフライデー株式会社
  http://www.securityfriday.com/jp/


( 福浦 一広 )
2004/05/20 12:42

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