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Webブラウザプロテクターの画面イメージ。IEにプラグインがインストールされると、ツールバーに「Protected」などの画像が表示されるようになる
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社長兼CEO、Michael Mansouri氏
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米OmniTrust Security Systems,Inc.は5月25日、企業のイントラネット向けの情報漏えい対策ソフトウェア「Webブラウザプロテクター」の販売を開始すると発表した。
Webブラウザプロテクターは、Webブラウザで表示したHTMLや画像などの二次利用を制限するソフトウェアで、Webブラウザ内に表示されている内容の印刷、画面キャプチャ、保存、コピー&ペーストなどを制限する。また、動的に生成されるページの保護にも対応しており、静的なページと同様、印刷や画面キャプチャなどは行えない。もちろん動的・静的双方のWebページとも閲覧自体に制限はなく、指定フィールドへの入力作業やボタン、リンクの操作なども通常通り実行できる。
仕組みとしては、暗号化されたデータをWebサーバーから配信し、クライアント側でActiveXプラグインを利用して復号化する形式をとり、保護をかけるかどうかはURL単位で指定する。なおActiveXのインストールは、ユーザーが保護コンテンツにはじめてアクセスしたときに行われるため、事前に準備をする必要はない。Webサーバー側にもプラグインをインストールするだけであるため、既存環境に影響を与えることもないという。
同製品の対応環境は、サーバーがWindows NT 4.0(SP6)/2000 Server/XP ProfessionalとIIS 5.0/6.0、Solaris 8.x(SPARC版)とApache 1.3.2x以上、Red Hat Linux 7.3とApache 1.3.2x以上、のいずれか。クライアント側はWindows XP/2000/NT 4.0(SP6)/Me/98 SEと、IE 5.01以降のWebブラウザで利用できる。同社の社長兼CEO、Michael Mansouri氏によれば、ActiveXの代わりにJavaアプレットを利用するなど、カスタマイズによって対応環境を増やすことも可能とのこと。
■ URL
米OmniTrust Security Systems,Inc.(英語)
http://www.omnitrust.com/
( 石井 一志 )
2004/05/25 18:00
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