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ノキア、VPN・ファイアウォールアプライアンスの上位機種と専用OSの新バージョンを発表 |
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ノキア・ジャパン株式会社は6月1日、VPN・ファイアウォール機能を搭載したセキュリティアプライアンスの上位モデルとして「Nokia IP2250（以下、IP2250）」と「Nokia IP1220（以下、IP1220）」の販売を開始した。また、同社のセキュリティアプライアンス専用OSの最新バージョン「IPSO 3.8」を発表した。
パフォーマンスは、ファイアウォール（ラージパケット）スループットが7.5Gbps、VPNスループットが1.8Gbps、両パケットが混合する実際の利用時に近い環境で計測したスループットが1.7Gbps。1秒当たりの最大コネクション数（CPS）は47,000と、各項目において従来の最上位機種（IP1260）と比較して約2倍の値を達成している。 IP2250に搭載されたADPとは、フィルタリングなどの処理をネットワークのコネクション接続時のみソフトウェアで行い、接続の安定後は専用ネットワークプロセッサによるハードウェアのみで行うことで「ソフトウェアの柔軟性を維持しつつ高速処理を実現する」（エンタープライズ・ソリューション事業部 シニアテクニカルマネージャー 安藤正之氏）もの。フィルタリングはIPSO 3.8とCheck Point NG R55+SecureXL 2.1が連携して行う。Ethernetポートは標準で100Base-TX×4ポートを搭載し、最大で100Base-TX×36、または1000Base-T×8+100Base-TX×4ポートを搭載可能。価格は16,653,000円から。
パフォーマンスは、ファイアウォール（ラージパケット）スループットが2.4Gbps、VPNスループットが800Mbps、両パケットが混合する実際の利用時に近い環境で計測したスループットが750Mbps。CPSは20,000。Ehternetポートは標準で100Base-TX×4ポートを搭載し、最大で100Base-TX×20、または1000Base-T×8+100Base-TX×4ポートを搭載可能。価格は6,867,000円から。 最新OSのIPSO 3.8は、今回発表された新製品に標準搭載されるほか、同社のWebサイトで公開されているアップデータを利用することで、企業向けセキュリティアプライアンス製品のほとんどが無償でアップデートすることができる。これによりVPNパフォーマンスを最大3倍、CPSを最大6倍（いずれも機種により異なる）まで向上できるほか、機能拡張・不具合修正が行われる。なお、アップデートによるダウンタイムは「長くても5分以内」（安藤氏）とのこと。 同社は今回の発表によりセキュリティアプライアンスにおいて計10機種をラインアップ、スモールオフィスから大企業・データセンターまで全レイヤーをカバーしてシェア拡大を目指す。
■ ＵＲＬ ノキア・ジャパン株式会社 http://www.nokia.co.jp/ プレスリリース（IP 2250/1220） http://www.nokia.co.jp/company/release_040601.html プレスリリース（IPSO 3.8） http://www.nokia.co.jp/company/release_040601_02.html ■ 関連記事 ・ 「基幹業務ソフトもモバイルへ」ノキアがエンタープライズ事業に本腰（2004/05/12） ・ ノキア、スモールオフィス向けのセキュリティアプライアンスを発表（2003/10/20）
（ 朝夷 剛士 ）
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