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ソリトン、Windowsネットワークとの親和性を向上させたサプリカントを発売
株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)は6月4日、IEEE 802.1x認証に利用するクライアントソフトウェア「Soliton 1XGate」を6月15日より出荷開始すると発表した。Windows XP/2000/Me/98の各OSに対応し、価格は20万円(100ユーザー)より。認証プロトコルは、EAP-MD5、EAP-TLS、EAP-TTLS、Microsoft PEAPが利用できる。
ソリトンではRADIUSサーバーとしてEAP認証アプライアンスの「Net'Attest」などを販売しているが、クライアント側で利用するサプリカント(端末用ソフトウェア)は、Windows XPに標準で搭載されているものや、他ベンダの汎用品を利用していたため、価格・機能面で難点があり、独自のサプリカントを要望する声があったという。Soliton 1XGateはこうしたニーズに応えるために開発された製品で、有線・無線LANの両環境に対応している。
認証方法として、コンピュータ認証とユーザー認証をともにサポート。コンピュータ認証ではMACアドレスによって正規PCを認識するものが多いが、同製品では、なりすましが容易なMACアドレスではなく証明書を利用することで、より高いセキュリティレベルを実現できるという。
また、従来のサプリカントではネットワークが使用可能になる(認証が完了する)タイミングがWindowsログオン後であったため、電源投入後すぐにはネットワークへ接続できず、セキュリティポリシーを取得できない、ドメインコントローラへ接続できない、などの問題が発生する場合があった。しかし、Soliton 1XGateでは電源投入直後にコンピュータ認証を行ってネットワークを有効にできるため、Windowsネットワークに対する親和性が向上しているとのこと。
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URL
株式会社ソリトンシステムズ
http://www.soliton.co.jp/
プレスリリース(PDF)
http://www.soliton.co.jp/news/news_release/pdf_nr/nr_04_b/24_02_1xgate.pdf
( 石井 一志 )
2004/06/04 19:05
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