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PFU、電子化文書の信頼性を高めるタイムスタンプサービスを9月より提供


 株式会社PFUは、電子データの存在証明、完全性証明を行う「タイムスタンプ・サービス」を9月より開始する。

 タイムスタンプとは、タイムスタンプが施された時刻以前に電子データが存在していたこと、またその時刻以後にデータが改ざんされていないこと、を証明する技術。現在、紙での保存が義務付けられていた税務関係書類などの電子化保存に関しては、制定が検討されている「e文書法(通称)」などによって規制が緩和される方向で進んでおり、その際の証拠価値を高める技術として、タイムスタンプは注目されているという。

 タイムスタンプ・サービスでは、PDF/JPEG/TIFFなどあらゆる電子データ形式へのタイムスタンプ付与に対応する。認証に関しては、第三者であるセイコーインスツルメンツの時刻認証サービス「クロノトラスト」と、日本認証サービスの「タイムスタンプ局用証明書発行サービス」を利用して、信頼性を高めた。またタイムスタンプは国際標準形式のRFC3161を採用しており、第三者が将来にわたって検証可能なほか、SIやISVにインターフェイス仕様を公開するため、ほかのアプリケーションとの連携も行えるとのこと。

 サービスはプリペイド方式によって提供され、価格は1万スタンプライセンスで10万円。このほか、1アカウントごとに初期費用1万円が必要となる。



URL
  株式会社PFU
  http://www.pfu.fujitsu.com/
  プレスリリース
  http://www.pfu.fujitsu.com/topics/new040617.html


( 石井 一志 )
2004/06/21 13:05

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