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Gigabit Ethernetに対応する小規模環境向け統合セキュリティスイッチ


 日本電気システム建設株式会社(以下、NECシステム建設)は6月28日、米Inkra Networks製「バーチャルサービススイッチシリーズ」の新製品、「バーチャルサービススイッチInkra 1212」の販売を開始する。出荷開始は10月の予定で、価格は248万円(税別)から。NECシステム建設では、2年で600台の販売を目標としている。

 Inkra 1212は、レイヤ3スイッチにファイアウォールと不正侵入検知の機能を統合したアプライアンスサーバーで、IPsec VPNやロードバランサーの機能もオプションによって追加できる。インターフェイスとしては1000Base-Tポート×8とMiniGBICポート×4を持ち、ファイアウォールスループットは2.0Gbps。

 従来の同社製品同様、論理的に独立したセキュリティ区画を設けるVR(バーチャルラック機能)を備えており、1つの筐体から複数のネットワークへセキュリティ機能を提供できる。また各区画は独立したエリアになっているため、仮に区画の1つにトラブルが起こったとしても、ほかへ影響を及ぼすことはない。なお、設定できるVRは最大5(標準では1VRのみ)までで、従来製品よりも小規模の環境を対象としている。



URL
  日本電気システム建設株式会社
  http://www.nesic.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nesic.co.jp/news/20040628_1.html

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( 石井 一志 )
2004/06/28 17:23

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