 |
 |
|
|
| 最新ニュース |
|
|
|
|
|
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
データベースへのアクセスを管理・監視するセキュリティソリューション |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
アイピーロックスジャパン株式会社は、データベースのセキュリティ管理ソフトウェアの最新版「IPLocks V4.1」の販売にあわせ、国内事業を本格展開する。IPLocksは、データベースの脆弱性の評価とアクセス監視、ログ保存を行うソフトウェアで、新バージョンとなる「IPLocks V4.1」は7月31日よりアプライアンスサーバーに組み込んだ形で販売される。価格は監視対象5データベースで1000万円から。
ファイアウォールやIDS、VPN、アンチウイルスといった従来型のセキュリティ技術は、すべて外部からの攻撃を想定しており、「流出原因の70％以上を占める内部犯行やミスは防げない」とした。企業システムは、Webサーバー/アプリケーションサーバー/データベースの3層から構成されることが多いが、「アプリケーションサーバーまでのセキュリティは考慮されていてもデータベースへの直接アクセスは想定されておらず、ユーザー名とパスワード以外のプロテクションがされていないのが現状。ここに脆弱性がある」と述べた。 IPLocksでは、自動的に指定IP範囲内のデータベースを検索して、それぞれ脆弱性を点数評価、問題点のある内容の詳細と改善方法を提示する。またデータベースを外部から監視し、異常を検出すればメールで通知する。さらに監査記録として、データベースへアクセスしたユーザー、時間、ネットワークセグメント、そして操作内容を記録する3つの機能を備える。監査機能により法令順守への対応も可能だ。 監視の際には複数のデータベースを集中管理できる。対象となるデータベースは、Oracle Database 7/8i/9i/10g、Microsoft SQL Server 7/2000、IBM DB2、Sybase v11.5以上、日立 HiRDBと幅広く、それぞれが混在した環境での運用にも対応する。 また「リードオンリーユーザーとして監視、検出するため、エージェントレスで導入でき低リスク」だという。また新バージョンとなるV4.1より、これまでのオーディットログだけでなくトランザクションからもログを収集可能になっている。 アラートを発行する際のルールに関してはテンプレートも用意されるほか、「ユーザーがアクセスする端末や、操作対象オブジェクトや回数といった情報からプロファイルを作成し、自動学習によりアラートの精度を上げる」という。またSQLステートメントやJavaによるルールのカスタマイズにも対応している。 さらにユーザーの役割によるアクセス管理の機能も備えており、例えば管理者でもビジネスデータにはアクセスできない、また時間帯によりアクセス権限を変更するといった設定にも対応している。 アイピーロックスジャパンは、元NECの坂本明男氏がアメリカで2002年に起業した米IPLocksの日本法人として、2003年6月に設立された。米IPLocksの設立当時には「データベースセキュリティを手がける企業は世界でも他になかった」とのことだが、2003年には米Gartnerや米META Groupといった調査会社がその重要性を指摘するなど注目され始めた分野といえる。 現在では7社程度が市場に参入しているとのことだが、同氏は「半年から1年は他社より先行している」と自信を見せ、「データベースは2500万台のサーバーで稼働していることから試算して、この市場には5000億円規模にまで発展すると試算している。3年以内には1億ドルの売上げを達成したい」と語った。 今回、国内事業を本格展開するにあたり、マーケティング本部を新設して、営業、エンジニアを中心に、現在8名の日本法人を15名まで増員する。アイピーロックスジャパンでは2004年度に4億円の売上を見込んでいるという。 ■ ＵＲＬ アイピーロックスジャパン株式会社 http://www.iplocks.co.jp/
（ 岩崎 宰守 ）
|
|
|
|
|
|
|