NECソフト株式会社は、PC用の情報漏えい対策ソフト「pointsec(ポイントセック)」に、外部メディアとローカルフォルダの自動暗号化機能「PME(Pointsec Media Encryption)」を追加した最新版を、9月上旬より発売する。
pointsecは、HDDの内容を丸ごと暗号化しWindows起動前に使用者の認証を行うことで、PCの紛失などによるデータ漏えいを防ぐセキュリティ対策ソフト。2000年6月の発売以来、約6万ライセンスを販売しているという。
今回発表された最新版は、従来のファイル暗号化機能を強化し、新たにUSBメモリなど外部メディア単位で自動的に暗号化する機能を追加した。また、ローカルフォルダの自動暗号化機能は、指定したフォルダ内におけるすべてのデータを暗号化するもので、ファイルサーバーなどの共有フォルダ内のデータを保護することも可能。
なお、両機能とも個別のアプリケーションとしても使用することができるほか、従来の暗号化機能との連携によりシングルサインオンが可能。これにより利用者が特別に意識せずに暗号化を実現する。
価格は、20ライセンスで198,000円(税別)から。同社では、製品販売、SIサービス、保守を含めて、今後3年間に約7万ライセンスの販売と、約10億円の売上を見込んでいる。
■ URL
NECソフト株式会社
http://www.necsoft.co.jp/
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( 朝夷 剛士 )
2004/07/05 18:37
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