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「PCのセキュリティを採点する」検疫ソリューション、KCCSから |
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KCCSが提供しているNET BUREAUとは、企業の社内ネットワークへアクセスするさまざまな回線の認証システムを統合し、シームレスかつセキュアなアクセス環境を実現するための統合認証ソリューションだ。アクセス回線としては、ADSL回線やホットスポットを利用したインターネット経由のSSL/IPsec VPNのほか、PHS通信を利用した定額制のモバイルアクセスサービス「KWIS」、ダイヤルアップ認証サービス「KALS」などに対応している。 対応回線が多いのはうれしい反面、一般的にはそれが多ければ多いほど使い分けを意識するのは大変になる。しかし同サービスでは、専用のUSBキーを用いることでこの問題を解決したという。このキーに内蔵されたソフトウェアが、優先順位の高い物から自動的にアクセスを試みてくれるので、ユーザーは回線の違いを意識せずにアクセスが行える。また自分のPCでなくとも、たとえば出張先でインターネットにつながったPCにこのUSBキーをつなげると、あたかも自分のPCであるかのように社内ネットワークにアクセスできる、という機能も持っている。「ネットワークが変わるたびにIPアドレスを入れ直して再起動して…なんて作業をいちいちするのは面倒。それを全部自動で行ってくれるようにしたのがNET BUREAUだ」（津田氏）。 こうした認証ソリューションやアクセス方法を提供している同社だが、顧客からはより高いセキュリティを求められることが多くなったという。その声に応えるためにリリースしたサービスがPOLICY ENFORCERだ。POLICY ENFORCERでは、認証されてネットワークへ入ってきたクライアントPCのセキュリティパッチ適用状況やIEのバージョン、ウイルス対策ソフトのパターンファイル更新状況などをもとに、脆弱レベルをまず点数化して表示。ポリシーサーバーはこの点数をもとに安全でないと判断したPCを隔離し、ネットワークのセキュリティを一定以上に保つことができる。 このソリューションの特徴は「点数によって、そのPCの脆弱さを使用者にもわかりやすく示すことができる」（津田氏）点だという。これには、ユーザーに点数とその変動を見せることによって、自発的なセキュリティ対策を促す狙いがある。もちろん、ユーザー任せだけにはせず、パッチやパターンファイルを強制的に配布し、クライアントPCの構成を決められた企業ポリシーの通りに修正する機能や、ポリシーのカスタマイズ機能も順次追加される予定になっている。 POLICY ENFORCERの価格はオープンだが、「1IDあたり500～900円程度になる見込み」（津田氏）。KCCSでは、1年間に1億円の販売を目標としている。 ■ ＵＲＬ 京セラコミュニケーションシステム株式会社 http://www.kccs.co.jp/ プレスリリース http://www.kccs.co.jp/press/release/0406302.html
（ 石井 一志 ）
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