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大容量データのリアルタイム暗号化技術を用いたソフトウェア開発キット
ソフトバンク・テクノロジー株式会社は、株式会社カオスウェア開発の暗号化ソフトウェアをもとに共同開発した「VSC暗号ソフトウェア開発キット Ver1.0」を7月12日より発売する。価格は1CPUサーバー、10クライアントのライセンスが250万円から。同社では初年度5億円の売上げを目標としている。
「VSC(Vector Stream Cipher)」は、独立行政法人情報通信研究機構(以下、NICT、旧独立行政法人通信総合研究所:CRL)が特許を保有するストリーム暗号方式の一種。CRL発のベンチャー企業であるカオスウェアでは、この技術の著作権を保有しており、すでにフォルダ/ファイルの暗号化ソフトウェア「VSC-P2P」を販売している。
VSCは、独自暗号アルゴリズムカオス理論に基いて、多次元的ランダムベクトル列を生成する世界最速の暗号化アルゴリズム。高速処理と高い暗号強度を両立し、不規則性とフレキシビリティに優れる特徴がある。これにより動画や医療用画像、CADといった大容量データのリアルタイムな暗号/復号化が可能になる。
VSC暗号ソフトウェア開発キット Ver1.0は、VSC暗号化技術を利用したアプリケーション開発用キット。128bitのC/C++版、Java版があり、サーバーとクライアントからなるライセンスのほか、モバイル用、またOEM提供も行う。
ソフトバンク・テクノロジーでは、セラーテムテクノロジー株式会社が開発した、ネットワークの帯域幅に合わせた画像閲覧が可能なロスレス圧縮画像フォーマット「Pixel Live(旧VFZ/PFZ)」と、画像ファイルの閲覧権限を管理するソフトウェア「Pixel Safe(旧PADS)」へVSC暗号化技術を組み込むとのこと。
なお今後両社では、256bit版の開発、出荷も計画している。
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URL
ソフトバンク・テクノロジー株式会社は、
http://www.tech.softbank.co.jp/
株式会社カオスウェア
http://www.chaosware.com/
ニュースリリース(ソフトバンク・テクノロジー)
http://www.tech.softbank.co.jp/release/2004/0712.html
プレスリリース(カオスウェア)
http://www.chaosware.com/Press.htm
セラーテムテクノロジー株式会社
http://www.celartem.com/
( 岩崎 宰守 )
2004/07/12 18:05
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