マカフィー株式会社は、セキュリティゲートウェイアプライアンスの最新版「McAfee WebShield Appliance 3.0」を8月末より出荷する。
WebShield Applianceは、McAfee Secure Content Managementソリューションの一部に位置付けられたセキュリティゲートウェイアプライアンス。WebShield e250/e500/e1000の3機種がラインアップされており、透過型ブリッジ構成と透過型ルータ構成の2種類によるSMTP、HTTP、FTP、POP3トラフィックのウイルススキャン、コンテンツフィルタリングや、アンチスパムの各機能を備え、ロードバランス、フェイルオーバーの機能も標準装備する。
新バージョンとなる3.0では、LDAPディレクトリサービスと連携したユーザー/グループの管理とポリシー適用が可能なポリシー設定機能が搭載された。またネットワークの健全性とステータスを一元管理できるダッシュボード機能、デバッグ、障害対処、証拠収集解析に使用する各SMTPセッションのログを収集できるトランスポートロギング機能も新たに備えた。
このほかウィザードによるネットワークデバイスの設定と、1コンソールからの複数台設定に新たに対応した。またePolicy Orchestratorと連携することで、ウイルス活動のグラフ形式のレポートや、コンテンツフィルタリングのレポート作成、さらにウイルスの傾向分析とレポートの作成が可能となる。
米McAfeeのコーポレート&プロダクトマーケティング担当バイスプレジデントであるラージ・ディングラ氏は、「企業規模を問わず、ネットワークゲートウェイからサーバーまで、ウイルス対策、スパム対策を実装してゲートウェイを保護し、不要なメッセージによる負荷を軽減できます」と述べている。
なお米McAfeeでは、WebShield Appliance 3.0の英語ベータテスト版のダウンロード提供を開始している。
■ URL
マカフィー株式会社
http://www.mcafee.com/jp/
McAfee WebShield Appliance
http://www.mcafeesecurity.com/japan/products/mcafee/ws.asp
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