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マイクロソフト、ファイアウォール機能などを強化したISA Serverの新版


 マイクロソフト株式会社は7月21日、統合セキュリティソフトウェア「Microsoft Internet Security & Acceleration Server 2004 Standard Edition日本語版」(以下、ISA Server 2004)を発表した。ボリュームライセンス版が8月2日から、パッケージ版が8月6日から発売される予定で、パッケージ版(1CPUライセンス)の推定小売価格は275,000円。

 ISA Server 2004は、ファイアウォール、VPN、Webキャッシュ機能を備えたセキュリティサーバーソフトウェアで、Windows Server製品のActive Directoryやインターネット認証サービス(RADIUS認証)との連携により、認証とポリシーベースでのアクセスを行える。

 セキュリティ機能としては、ステートフルパケットフィルタリングのほか、アプリケーションレイヤをカバーするファイアウォール機能を備えており、HTTP/SMTP/RPC/DNS/POP3といったプロトコルの精査が可能。

 またISA Server 2004は、Windows ServerのVPNアクセス機能との統合を果たしたことも特徴という。ファイアウォールへのVPNアクセスをログに記録できることに加え、Windows Server 2003のネットワークアクセス検疫制御と連動し、VPN接続を試みてくるクライアントに対して、設定したセキュリティ要件を満たしているかどうかのチェックを行える。この際に要件が十分でないクライアントが接続してきた場合は、本来のネットワークではなく検疫用のネットワークへ接続させることも可能だ。このほかVPN接続関連の機能では、サイト間VPNに適したIPsec VPNのトンネルモードを新たにサポートしている。

 さらに、Webトラフィックのパターンを調査して、使用頻度の高い内部・外部サーバーのWebコンテンツを事前にキャッシュするインテリジェントキャッシュ機能を搭載しており、高速アクセスが実現できるとのこと。



URL
  マイクロソフト株式会社
  http://www.microsoft.com/japan/
  プレスリリース
  http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=1985
  ISA Server 2004
  http://www.microsoft.com/japan/isaserver/

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( 石井 一志 )
2004/07/21 12:13

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