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日本エフ・セキュア、ドメイン単位で課金するウイルス対策ソフトの新ライセンス


 日本エフ・セキュア株式会社は、ウイルス対策ソフトウェアの新ライセンス方式「ドメイン月額プラン」を8月2日より提供開始する。この方式ではホスティング事業者に向け、ウイルス対策を行うゲートウェイサーバーや使用ユーザーの数ではなく、事業者がウイルス対策サービスを提供するドメイン数に応じて、ウイルス対策ソフトウェアをライセンスする。参考価格は、1ドメイン30メールアカウントの場合で、月額500円/ドメインより。500ドメインから利用できる。

 ドメイン月額プランが適用されるのは、SMTP/POP/HTTP/FTPのウイルスチェックが可能な同社のゲートウェイ用ウイルス対策ソフト「F-Secureアンチウィルス Linuxゲートウェイ」。通常のライセンス形態では、1台のゲートウェイサーバーが多くのドメインで共用されるため、ウイルスチェック時のスループットが低下してしまう。しかしこの方式では、サーバー単位ではなく、ドメイン数によって価格が設定されるため、複数のサーバーを利用して負荷を分散させることで、適切な性能を維持できるという。

 日本エフ・セキュアではこのライセンス方式に関して、年間5億円の売り上げを見込んでいる。



URL
  日本エフ・セキュア株式会社
  http://www.f-secure.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.f-secure.co.jp/news/200407291/

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( 石井 一志 )
2004/07/29 11:27

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