チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社は8月11日、セキュリティクライアントソフトウェア「Check Point Integrity SecureClient」(以下、Integrity SecureClient)を発表した。これは、イスラエルのCheck Point Software Technologies Ltd.(以下、Check Point)が8月9日(米国時間)に同製品を発表したことを受けたもので、日本国内での販売開始は8月下旬を予定している。
Integrity SecureClientは、VPNクライアント/セキュリティソフト「Check Point SecureClient」と、クライアントPC用ファイアウォールソフト「Integrity 5.0」の機能を統合したもの。単一のインストーラによってインストールが可能なほか、自動設定機能により、ポリシー適用を容易に行うことができるという。
また、あらかじめ管理者が定義したセキュリティポリシーにユーザーが違反している場合、ネットワーク/リモートアクセス接続を拒否できるCooperative Enforcement機能、VPN-1リモートアクセスオプション機能など、Integrity 5.0、Check Point SecureClientが持つ機能をすべて備えているとのこと。
なおIntegrity 5.0はもともと、Check Pointが2003年12月に買収した米Zone Labsの製品だが、Check PointではZone Labsの技術を積極的に従来の自社製品に取り入れる姿勢を見せており、今回の新製品もその流れに沿ったものだ。
これに関してCheck Pointの会長兼CEO、Gil Schwed氏は「Integrity SecureClientにより、顧客はベストブリードなリモートアクセスとエンドポイント防御を企業向けPCに適用できるようになった。今後、当社とZone Labsの技術の統合が進み、革新的でいっそう高度なエンドポイントセキュリティと容易な管理機能が提供されることになるだろう」とコメントしている。
同製品の対応OSは、Windows XP Professional/2000 Professional SP4/2000 Server。価格は、1サーバー分の管理ライセンスと1000クライアント分のライセンスを購入する場合、1クライアントあたり約9,000円になる。
■ URL
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社
http://www.checkpoint.co.jp/
■ 関連記事
・ チェック・ポイント、米Zone Labsの買収でエンドポイントセキュリティを強化(2003/12/17)
( 石井 一志 )
2004/08/11 16:06
|