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米Microsoft、脆弱性検査ツールの最新版「MBSA v1.2.1 日本語版」を公開


Microsoft Baseline Security Advisor V1.2.1 日本語版
 米Microsoftは8月16日(米国時間)、OSやOffice製品などの脆弱性を検査・分析するツールの最新版「Microsoft Baseline Security Advisor(MBSA) V1.2.1」の英・仏・独・日本語版の4つを同社Webサイトで公開した。

 今回のバージョンアップにより、Windows Firewall設定の状態 など、Windows XP SP2の新機能であるセキュリティセンターの機能を分析できるようになった。またGUIを使用したスキャン結果レポートの警告が、Service Packが古いことに関連するものだけとなり、その修正手順もレポート中の「修正方法」リンクの一部として含まれるようになった。これによりセキュリティ評価を実行する際によりわかりやすくなっている。

 なおこれまでのスキャン結果レポートには、ファイルが予期されたバージョン情報よりも新しいとの情報も含まれていたが、重要でない情報としてコマンドラインインターフェイスのみでの取得となった。

 なお、Windows XP SP2をスキャン対象にする際には、デフォルトの設定を変更し、Serverサービス、Remote Registryサービス、ファイルとプリンタの共有サービスを有効とし、TCPポート139/445とUDPポート137/138を開く必要がある。またWindows XP SP2環境で本ツールを利用する場合には、OS側の設定変更により同時送信接続数が1に制限される。

 なおv1.2のユーザーは、インストールファイル(.msi)をダウンロードして実行することで、v1.2.1にアプリケーションが上書きされる。



URL
  米Microsoft
  http://www.microsoft.com/
  Microsoft Baseline Security Analyzer V1.2.1
  http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=b13ebd6b-e258-4625-b0a3-64a4879f7798&displaylang=ja
  Microsoft Baseline Security Analyzer V1.2.1(英文)
  http://www.microsoft.com/technet/security/tools/mbsahome.mspx

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( 岩崎 宰守 )
2004/08/23 15:46

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