富士通サポート&サービス株式会社(以下、FSAS)は、企業・自治体の基幹システム向けに、情報漏えい対策サービス「インフォロック・パワーアップソリューション」を8月31日より発売、9月中旬よりASPで提供する。同社では今後3年間に1000システムの販売を目標とする。
インフォロック・パワーアップソリューションは、FSASが過去の情報漏えいの事例分析から、対策の必須要件とする認証、暗号、記録を網羅する各種セキュリティ製品に、設計と導入、運用のサービスを組み合わせてパッケージ化した情報漏えい対策ソリューション。
サービスは対策レベルごとに3種類に体系化されている。「ライトパック」では、クライアントPCに対するファイルの暗号化や持ち出し制限、印刷とリムーバブルメディアの利用制限、PC操作履歴の保存といった機能が提供される。料金は、100ユーザー、2年契約の場合で、PC1台あたり1,200円/月、一時費用113万円からとなる。
「スタンダードパック」では、サーバー上ファイルへのアクセス制御、USBキーによるログイン認証、メール全文保存、パッチ適用状況の一元管理などの対策が追加される。料金は、同条件で1台あたり1,700円/月、一時費用240万円から。
「アドバンストパック」では、さらにディスク全体の暗号化、指紋や音声によるバイオメトリクス認証、複数サービスへ一括ログオンするシングルサインオン、掲示板書き込みの禁止などのWeb利用制御、持ち込みPCや未認可PCに対するネットワーク接続制御、業務システムへのアクセス制限、外部通信ログの保存などにより対策を強化している。料金は、1台あたり2,400円/月、一時費用386万円から。
このほかオプションとして、セキュリティ対策に関するeラーニング、入退室管理、HDDからのデータ完全抹消の各サービスもあわせて提供される。
■ URL
富士通サポート&サービス株式会社
http://www.fsas.fujitsu.com/
プレスリリース
http://www.fsas.fujitsu.com/release/20040831.html
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