ミラクル・リナックス株式会社は、MIRACLE LINUX用の自動アップデートツール「mlupdater」の提供を、9月1日から開始する。同製品は、有償サポート「プロダクトサポート」「アップデートサポート」を締結しているユーザーが対象だが、それ以外のユーザーでも、90日までは無償で使用できる。両サポートの1ノードあたりの価格は、それぞれ157,500円/年、31,500円/年。
従来、MIRACLE LINUXの修正パッチは、ミラクル・リナックスのWebサイト上で公開されていたため、ユーザーは手動で修正パッチをダウンロードし、システムに適用する必要があった。しかし今回発表されたmlupdaterでは、自動的にダウンロードしてアップデートを行うことができるため、システム管理者の負担を軽減できるという。
また、モジュールの依存関係に対する問題や不安要因も自動的に解決し、推奨項目を設定する機能により、ユーザーの利用状態にあわせて最適な修正パッチの適用が行える、手動アップデート機能も備えている。さらに、代表サーバーがインターネット上からダウンロードを行い、ネットワーク内の複数のシステムに配布する配布サーバー機能も利用可能とのこと。
対応するMIRACLE LINUXのバージョンは、MIRACLE LINUX Standard Edition V2.1と、MIRACLE LINUX V3.0-Asianux Inside。
■ URL
ミラクル・リナックス株式会社
http://www.miraclelinux.com/
プレスリリース
http://www.miraclelinux.com/pressroom/details/2004/0901_1.html
( 石井 一志 )
2004/09/01 18:43
|