株式会社シーピーアイは9月6日、情報漏えい防止システム「X-FORT」を発表した。同製品にはプロ版と企業版があり、価格例はそれぞれ45万円(税別、10ユーザー)、9700万円(同、4,000ユーザー)。
X-FORTは、外部メモリデバイスや社内LANなどの使用を監視することによって、情報漏えいを防止するためのセキュリティ管理ソフトで、クライアント用のエージェントと管理サーバーからなる。X-FORTを用いると、外部メモリデバイスへのデータ出力、印刷出力、社内LANを利用したデータの入出力などを監視し、情報漏えいを防止できるという。また、指定したソフトの使用を制限したり、Webサイトの閲覧を制限したり、I/Oデバイスを制御したり、といったことも行える。
さらにクライアントPCの挙動を監視するため、クライアントPC側で行われている動作を記録する機能、スクリーンショットを定期・不定期に記録する機能、ソフト/ハードの情報を収集する資産管理機能なども備えられている。なおユーザー管理に関しては、Active DirectoryやLDAPのアカウントと統合できるため、これらを利用していればそのままメンバーやグループの管理が行えるとのこと。
対応OSは、クライアント側がWindows XP/2000/NT/Me/98/95、サーバー側がWindows 2000 Server以上で、このほかデータベースとして、SQL Server 7.0以上が必要。なお500ユーザーまでの場合、X-FORTサーバーとデータベースサーバーは同一サーバー内で運用できるが、シーピーアイでは別ハードウェアでの運用を強く推奨している。
■ URL
株式会社シーピーアイ
http://www.cpiinc.co.jp/
X-FORT
http://x-fort.cpiinc.co.jp/
( 石井 一志 )
2004/09/06 18:24
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