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ブレードアーキテクチャを採用したセキュリティプラットフォーム


FortiGate-5050
 米Fortinetは9月13日(米国時間)、シャーシベースの大規模向けセキュリティプラットフォーム「FortiGate-5000シリーズ」を発表した。

 同シリーズは、ブレードを装着することによってシステム拡張が行えるように設計されているほか、テレコム分野用機器の標準規格としてリリースされたAdvancedTCA (Advanced Telecom Computing Architecture)に対応していることが特徴という。ラインアップには2スロット型「FortiGate-5020」、5スロット型「FortiGate-5050」、14スロット型「FortiGate-5140」の各製品が用意されている。

 同シリーズに装着するブレードは、ファイアウォール、VPN、ウイルス/迷惑メール対策、侵入防御、コンテンツフィルタリング、帯域制御などの機能を持つセキュリティブレード「FortiGate-5001」が基本となる。各機能使用時のスループットは、ファイアウォールが最高3Gbps、IPsec VPN(3DES)が最高600Mbps、侵入防御が400Mbps、ウイルススキャンが最高200Mbps。また複数のモジュールを必要に応じて導入することで、FortiGate-5140のファイアウォールスループットの場合、最高42Gbpsまでの拡張が行えるという。

 加えて上位2製品では、HAクラスタリング機能を備えた「FortiGate-5003」を装備することにより、複数のセキュリティモジュールをクラスタ化できる。さらに、バーチャルドメイン(VDOM)機能を備えており、単一のFortiGateブレードから、最高250のアンチウイルス/ファイアウォールを仮想的に構築可能とのこと。

 インターフェイスは、FortiGate-5001ごとに1000Base-T対応ポート×4を備えている。



URL
  米Fortinet(英語)
  http://www.fortigate.com/
  プレスリリース(日本語抄訳)
  http://www.fortinet.co.jp/news/pr/2004/pr091404.html


( 石井 一志 )
2004/09/14 20:09

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