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マイクロソフト、JPEG処理の脆弱性に対応する「緊急」の修正プログラム
マイクロソフト株式会社は9月15日、JPEG処理のバッファオーバーランによりコードが実行される脆弱性に対応する修正プログラム「MS04-028」を公開した。対象は、Windows XP/XP SP1/XP 64-bit Edition/XP 64-bit Edition 2003/Server 2003/Server 2003 64-bit Edition、Office 2003/XP SP3などOffice製品、Visual Studio .NET 2002/2003など。深刻度は、「緊急」となっている。
これは、バッファオーバーランの脆弱性がJPEGイメージ形式の処理に存在し、これにより、影響を受けるコンピュータでリモートでコードが実行される可能性があるというもの。この脆弱性により、ユーザーが管理者特権でログオンした場合、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除、完全な特権を持つ新しいアカウントの作成など、影響を受けるコンピュータが完全に制御される可能性があるという。
修正プログラムは、Windows Updateまたは同社ダウンロードセンターから入手できる。
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URL
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan/
JPEG処理(GDI+)のバッファオーバーランにより、コードが実行される(833987)(MS04-028)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms04-028.asp
JPEG 処理 (GDI+) のセキュリティ更新プログラムでコンピュータを更新する方法
http://www.microsoft.com/japan/security/bulletins/200409_jpeg_tool.mspx
( 福浦 一広 )
2004/09/15 10:34
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