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「未知のウイルスも防御する」電子メールセキュリティアプライアンス


 米IronPort Systems,Inc.は9月15日、メールセキュリティアプライアンス「Ironport Cシリーズ」用ソフトウェアの新バージョンを発表した。この新ソフトウェアは、10月から出荷されるCシリーズ全モデルに搭載される。また、同製品の既存ユーザーに対しては、オンラインバージョンアップによって提供するとのこと。

 今回の新バージョンでは、6月に発表された「ウイルス発生予知フィルター」機能が新たに搭載された。この機能は、ウイルス駆除用のパターンファイルが提供されていない、新しいウイルスがネットワークに侵入することを防止するもの。同社の運営するメールトラフィックモニタリングネットワーク「SenderBase」のデータによって、「ウイルスの可能性があるもの」を見つけ出し、パターンファイルが提供されるまで隔離する仕組みを採用した。

 また、情報漏えい防止などに使用できるコンテンツスキャン機能において、「多言語フィルタリング」が強化され、中国語(GB/Big5)、日本語(Shift-JIS/ISO-2022-JP/EUC)、韓国語(EUC-KR)などに対応。さらに、クラスタ全体の管理を1台で行えるクラスタ管理機能、個人/グループ単位で別々のポリシーを設定できる管理コンソール「Emailセキュリティマネージャ」なども強化されている。



URL
  米IronPort Systems,Inc.(日本語)
  http://www.ironport.com/jp/

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( 石井 一志 )
2004/09/15 15:37

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