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日立ソフト、運用面を強化したセキュリティソフトの新体系を発表 |
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日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社（以下、日立ソフト）は9月27日、従来のセキュリティソフトウェアシリーズに、新製品を追加した新体系「秘文 Advanced Edition（以下、AE） Ver.07」を発表した。 今回追加される製品は4つ。「秘文AE PortDiscovery」では、ネットワークの構成情報を収集し、不正接続PCの検知・遮断が可能となる。「秘文AE LogManager」は、複数サーバーのログを一括管理できるほか、検索やレポーティングの機能も備え、運用や監査をサポートする。「秘文AE MailGuard」は、送信メールの添付ファイルを自己複合型暗号ファイルに変換することで、情報漏えいを防止するソフトウェア。リレーサーバーとして機能するサーバー版とクライアント版がラインアップされる。「秘文AE 開発キット」は、キーワード入力により自己復号可能な暗号化ファイルを生成できる暗号化機能を提供するC/C++、VB用のAPI。リムーバブルの暗号化も可能となる。発売はいずれも11月となる予定。 なお既存製品である「秘文AEサーバー」、「秘文AE Infomation Fortress」、「秘文AE Infomation Cypher」、「秘文AE Infomation Share」についても、サーバー設定を柔軟に変更できるなど、管理運用性を向上するよう機能が強化されている。また、「秘文AE Secure Inspector」では、秘文AE 各製品のセキュリティパッチの自動インストール機能が追加された。
シリーズは6月の発表以来、これまでに35万ライセンスを出荷、富士キメラ総研調べではシェア46.7％に達している。7月までに600社への導入と30万ライセンスの販売を、そして2004年度末までに100万ライセンス、金額ベースでは70億円のを目指すとした同氏は「セキュリティソフトでのデファクトを目指していきたい」と語った。なお同社では「秘文パートナー認定制度」の新設などにより今後拡販を強化していく。 「セキュリティのCIA（機密性、完全性、可用性）を確保する上では、セキュリティの機能をいかに継続運用していけるかが重要」とした日立ソフト 営業統括本部 戦略ソリューション営業推進部 秘文ビジネス推進グループ プロジェクトマネージャー 石原繁樹氏。秘文AEシリーズは、暗号化やアクセスコントロールをはじめとしたセキュリティ機能を提供するものから、今回発表された製品群をラインアップに加えたことで、計画（Plan）実行（Do）監査（Chack）改善（Action）PDCAサイクルそれぞれをカバーし、セキュリティソフトの導入から運用、監視までを管理するコンポーネントへと位置付けられた。 また施行が2005年4月に迫った個人情報保護法に対して取り扱い業者に必要となる、情報の目的外利用、安全管理措置、第三者提供の制限、従業員・委託先の監督といった4つの要件についても、これら製品群によりカバーできる。 なお製品は10月20日の「セキュリティソリューションフェア」に製品を出展する予定で、今後は、今回発表の4製品を含め2005年2月に製品のバージョンアップが予定されている。
■ ＵＲＬ 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社 http://www.hitachi-sk.co.jp/ ニュースリリース http://www.hitachi-sk.co.jp/News/News277.html 機密情報漏えい防止ソリューション「秘文」 http://hitachisoft.jp/hibun/ ■ 関連記事 ・ MJSと日立ソフト、包括的提携で中小企業向け金融サービスなどを提供（2004/08/30） ・ 日立ソフト、セキュリティの「PDCAサイクル」に対応した情報漏えい対策ソフトウェア（2004/06/17）
（ 岩崎 宰守 ）
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