日本電気株式会社10月1日、レーザープリンタでの文書印刷プロセスに関する情報漏えい対策の商品体系として、新たに「iPrinting.Secu」を確立し、その構成ソフトウェアとして「認証印刷モジュール」の販売を開始した。
認証印刷モジュールは、ソリトンシステムズの情報漏えい対策用デスクトップセキュリティシステム「SmartOn NEO」と連携し、印刷プロセスにICカードなどによる認証プロセスを組み込むことで、紙文書印刷まわりの情報漏えい対策を実現する。
具体的な機能としては、(1)未登録ユーザーによる印刷を防ぐクライアント認証、(2)印刷指示者認証後、指示者立会いの元で出力可能とする個人認証後の印刷出力機能、(3)一定時間内に認証がない場合、プリントサーバー内印刷データの自動削除、(4)印刷伝送路の暗号化、(5)印刷の各種ログ収集・管理、などがある。
また、個人ごとの印刷枚数制限機能などを搭載する「印刷管理ユーティリティ」や、出力文書に対するトレーサビィリティ強化などを、2005年春以降順次提供予定としている。
価格はサーバー1台、クライアント50台、プリンタ5台の構成の場合70万円から。同社では今後1年間で200ライセンスの販売を予定している。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0410/0105.html
( 朝夷 剛士 )
2004/10/01 18:21
|