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富士通、企業の情報漏えいを遠隔監視する個人情報保護対策サービス


 富士通株式会社は10月20日、個人情報取扱事業者などを対象とした「個人情報保護対策サービス」を提供すると発表した。

 今回提供されるサービスは、従来からある「情報漏洩対策ソリューション」を強化したもの。個人データの安全管理措置をトータルに支援するもので、現状分析から方針策定、構築、運用までの一貫した内容で構成されている。

 同サービスは大きく分け、無料の「簡易評価診断サービス」、「導入支援サービス」、「運用サービス」の3つから構成されている。「導入支援サービス」では、FeliCa対応リーダライタをカスタムメイドで内蔵した「FMV-LIFEBOOKシリーズ」や、生体認証(手のひら静脈認証、指紋認証など)、暗号化ツール、入退室管理システムなどを用いたシステムを、あらかじめ作成したモデルパターンに基づき短期間で構築する。「運用サービス」では、業界で初めて、ユーザー企業のシステムで発生する情報漏えいの遠隔監視を実施する。

 そのほか、統合運用管理ソフトウェア「Systemwalker」のDesktopシリーズに、操作ログ分析や外部記録媒体への不正コピーを防止する「Systemwalker Desktop Keeper(仮称)」、ファイルの暗号化を実現する「Systemwalker Desktop File Guard(仮称)」などを追加した新商品の提供を計画しているとのこと。

 同社では、個人情報保護対策サービスおよび関連製品全体で、2005年度末までに売上100億円を目標としている。



URL
  富士通株式会社
  http://www.fujitsu.com/jp/
  プレスリリース
  http://pr.fujitsu.com/jp/news/2004/10/20-1.html


( 福浦 一広 )
2004/10/20 15:33

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