三菱電機株式会社は、クライアント数300以下となる中小規模システム向けの個人情報保護対策用アプライアンスサーバー「暗号化サーバシステムCRYPTOFILE SERVER」を10月25日より発売する。価格は98万円で、三菱電機では2004年度中に100システムの販売を目標とする。
CRYPTOFILE SERVERは、個人情報保護対策システムに必要なソフトウェアを初期導入したアプライアンスサーバー。クライアントPC向けの情報漏えい防止ソリューションとして既発売の「ファイル暗号化ソフトウェアCRYPTOFILE PLUS」や、リムーバブルメディアによるデータ持ち出しを管理する「デバイス制御ソフトウェアCRYPTOFILE LOCK」と組み合わせることで、個人情報保護対策に必要な機能を提供する。
アプライアンス側には、ユーザーやアクセス権限の情報を管理するLDAPディレクトリを用いたユーザー認証とアクセス制御の機能を備える。また、各種セキュリティ製品の出力ログをエージェントにより収集し、管理することも可能だ。アプライアンス内に格納されるデータは自動的に暗号化され、フォルダごとにアクセス権限を設定できる。
製品は、ハード、ソフト、システム構築サービスがパッケージ化されているため、三菱電機では、個人情報保護対策システムの部門導入、試行導入用に最適としている。また導入後の機能追加やユーザー数の拡張にも対応している。
なお、製品の製造・販売は、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社が担当する。
■ URL
三菱電機株式会社
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社
http://www.mdis.co.jp/
( 岩崎 宰守 )
2004/10/25 12:04
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