トリップワイヤ・ジャパン株式会社は、サーバー内のデータの変更・改ざん検知ソフトウェアの新バージョン「Tripwire for Servers 4.5日本語版」と「Tripwire Manager 4.5 日本語版」を、11月1日より出荷開始する。
Tripwire for Serversは、サーバ内のデータの整合性を検証するソフトウェア。システムが正常な状態のデータをあらかじめ記録しておき、変更が加えられた場合に「誰が、いつ、どのファイルを」変更したかを特定することができる。これにより不正な変更に対して迅速な対応を可能とするほか、正規の変更における情報管理などにも活用することができる。
新バージョンでは、以前のテストの結果予想されていた変更と実際の導入により生じた変更を比較し、ソフトウェア導入やパッチ適用が確実に行われたか、予定外の部分にまで変更を加えていないかを検証することができる「テンプレートによる承認」機能や、変更が検出された場合、重要度レベルによって変更を承認するかを決定できる機能などが搭載された。
Tripwire Managerは、Tripwire for Serversの管理コンソール。最新版では、Tripwireと既存の他社製システム運用管理ツールやバックアップツールなどの外部アプリケーションとの連携が可能となった。これにより、外部からのコマンドでTripwire Managerの任意の機能を起動したり、Tripwire Manager上に表示されるさまざまな情報を外部のコマンドに渡し、任意のコマンドを実行することなどができる。また、検出された変更が予定された正しい変更なのか、あるいは意図しない変更、外部からの攻撃による変更なのかなど、変更の性質を特定することもできる。
対応プラットフォームは、Tripwire Manager 4.5がWindows、Solaris(SPARC)。Tripwire for Servers 4.5がWindows、Solaris(SPARC)、HP-UX、AIX、Red Hat Linux、Red Hat Enterprise Linux、Turbolinux。
価格は、Tripwire for Servers 4.5が207,900円、Tripwire Manager 4.5が1,942,500円。
■ URL
トリップワイヤ・ジャパン株式会社
http://www.tripwire.co.jp/
ニュースリリース
http://www.tripwire.co.jp/press/press_release/2004/041026.html
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( 朝夷 剛士 )
2004/10/28 12:53
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