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個人情報ファイルの申告漏れを防ぐ、情報管理支援ツール


 KLab株式会社は11月10日、社内に点在する個人情報を探索するシステム「P-Pointer」を発表した。

 P-Pointerは、企業内のファイルサーバーやクライアントPC内のデータを検索して、個人情報を含むファイルを探し出すためのシステム。一般には、企業が「過去に取得した顧客情報」などの個人情報を把握するためには、各PCの使用者やサーバー管理者の自己申告に頼るしかなく、各人が把握しきれていないものがそのまま残ってしまうことがある。しかしこれを利用すると、潜在的リスクとなるもの、たとえば「昔行ったアンケートデータ」「バックアップされたままで放置状態の住所録」といった個人情報ファイルを、的確に見つけ出すことができるという。

 対象となるファイルフォーマットは特に問わず、Word/ExcelなどのOfficeアプリケーションから、名刺管理ソフト、データベースなど多彩な形式のファイルに対応。また、企業内でよく使われる単語を辞書登録し、検索できるようにする、もしくはしないといった設定ができるほか、ファイルサーバーの特定のディレクトリ、特定の拡張子などを検索から外すようにする、といった運用も行える。さらに、複数のファイルの親子関係や情報の分散状況を分析するツール「P-FileOptimizer」の提供も予定されている。



URL
  Klab株式会社
  http://www.klab.org/
  プレスリリース
  http://www.klab.org/press/2004/041110.html


( 石井 一志 )
2004/11/10 16:41

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