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DIT、有線/無線の両ネットワーク環境に対応した統合管理製品


EASシリーズの最上位製品、EAS-1000シリーズ

DITの代表取締役社長、下村正洋氏
 株式会社ディアイティ(以下、DIT)は11月11日、米Exers Technology,Inc.(以下、EXERS)のセキュリティ統合管理システムを国内で販売すると発表した。DITはまず第1弾として、統合認証サーバー「EASシリーズ」とサプリカント(認証クライアントソフト)「Xkey Pro」を12月15日に発売する。価格は740万円から。

 EXERSのセキュリティ管理システムは、認証サーバー、ポリシーサーバー、サプリカントからなる統合管理ソリューション。レイヤ2レベルのIEEE 802.1x認証に加えて、レイヤ3レベルのタグVLAN、IPsec/SSLなどを用いたVPNアクセスの制御を、有線/無線の環境を問わず行えるという。

 今回販売が開始されるEASシリーズは、IEEE 802.1x認証サーバーやDHCPサーバーの機能を持つアプライアンス製品で、全5モデルが用意された。各モデルともEAP-MD5/EAP-TTLS/PEAPなど多様な認証アルゴリズムに対応するほか、WPA/IEEE 802.11iなどの無線LAN向けセキュリティ、各種MACアドレス認証などを幅広くサポートしており、強固なセキュリティ環境を実現できるという。

 また、ユーザー別の詳細なセキュリティポリシー構成が可能で、DHCPサーバーの機能と連動したIPアドレス管理に加え、時間/曜日/アクセス位置別のユーザーアクセス制御を行う機能、イベントログを効率的に管理する機能も備える。さらに可用性を確保するため、全モデルでActive-Standby、上位2モデルではActive-Activeの冗長構成に対応する。

 DITの代表取締役社長、下村正洋氏は「そもそもユーザーは、攻撃したい対象が見えてしまうがために、攻撃したくなるのではないか。(つなぐ必要のないところまで)つないでしまっているネットワークが悪い」とし、セキュリティ制御の重要性を訴えるが、一方で「セキュリティ技術がたくさん存在するために、かえって難しくなっている」と現状の問題点を指摘。そして、「これを解決するためには、PCとネットワーク、ではなく、人とネットワークを結びつけて制御することが必要になる。この分野で、現時点ではEXERSのソリューションが1番進んでいる」と述べ、その優位性を強調していた。



URL
  株式会社ディアイティ
  http://www.dit.co.jp/
  米Exers Technology,Inc.(英語)
  http://www.exers.com/eng/


( 石井 一志 )
2004/11/11 18:22

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