株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は、OSレベルでのアクセス制御や権限の細分化により情報漏えいを防止するOSセキュリティ強化ツール「SHieldWARE」を11月22日より発売、12月1日より出荷する。価格は、管理サーバーと管理対象サーバー各1のスタンダードライセンスが110万円から、管理サーバーと管理対象サーバーが同一ハードウェアとなるライトライセンスが95万円から、構築サービスが50万円からで、富士通SSLでは今後3年間で3億円の販売を目標とする。
SHieldWAREは、既存のサーバーOSに追加する形でインストールすることで、OSのシステムコールをフックし、設定なしにバッファオーバーランなどの不正侵入を防御する。また管理者権限を含むユーザーからの、プロセスなどシステムリソースへのアクセス権限を詳細に設定可能とすることで、外部/内部からの攻撃をOSレベルで防御する。
これによりセキュリティパッチ未適用期間のリスクを低減できるほか、パターンファイルが不要なため、運用管理負荷も軽減する。またアクセス履歴をログとして記録する。ログには特殊なセキュリティ属性を付与するため、その改ざんも防止し、監査にも利用できる。
対応OSは、Windows 2000 Server/Server 2003。Red Hat Enterprise Linux AS 2.1/3.0、同ES 2.1/3.0、Solaris 8/9で、異なるプラットフォームの複数サーバーにおけるセキュリティ設定をGUIにより一元管理できる。
■ URL
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
http://www.ssl.fujitsu.com/
プレスリリース
http://www.ssl.fujitsu.com/news/2004/press041116.html
( 岩崎 宰守 )
2004/11/16 18:59
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