Enterprise Watch
最新ニュース

ファイルの操作履歴をサーバーに送信する情報漏えい対策ソフト


 NECシステムテクノロジー株式会社は、情報の保護と経路を追跡することにより漏えいを抑止するためのソフトウェア「CyberTrace(サイバートレース)」を開発し、12月末より発売する。価格はサーバーライセンスが315,000円、クライアントライセンスが12,600円。同社では今後3年間で、750システムの販売を予定している。

 CyberTraceは、サーバー内のデータを自動的に暗号化し、さらに個々のファイルにアクセス権限を設定することで情報を保護するソフトウェア。

 同社の独自技術である「ファイル操作/システム挙動照合技術」と「ファイル追跡電子透かし技術」により、持ち出されたデータに対するファイル名変更やコピー、ペーストといった操作情報をサーバーへ自動的に送信、記録する機能や、ログを解析して配布ルートの追跡調査も行えるトレーサビリティ機能も備える。

 さらにユーザー名やファイル名、操作時間帯、操作内容などからアクセス状況をチェックできるため、情報漏えいを防止する調査や対策を事前に行えるほか、PCの盗難・紛失時には機密情報の有無も確認できる。

 このほかクライアント側に同社の情報漏えい対策ソフトウェア「MobileProtect」が導入されている場合、暗号化されたフォルダのみにデータのダウンロードを許可する連携も可能となっている。



URL
  NECシステムテクノロジー株式会社
  http://www.necst.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.necst.co.jp/press/20041202/index.htm


( 岩崎 宰守 )
2004/12/02 14:39

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2004 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.