Enterprise Watch
最新ニュース

日本SGI、SQL通信を収集してデータベースを監視する情報漏えい対策アプライアンス


 日本SGI株式会社は、SQL通信を収集してデータベースへの不正アクセスを検知するアプライアンスサーバー「Whistle-blower for DB/Net」を12月2日より発売する。

 Whistle-blower for DB/Netは、韓国Ware Valleyが開発し、株式会社ネットワークセキュリティテクノロジージャパンの販売するデータベース用セキュリティソフトウェア「Chakra」を、Xeon 3GHzを採用したサーバーハードウェアに搭載したアプライアンスサーバー。日本SGIからは、コンサルティングも含めたソリューションとして提供される。

 監視対象データベースはOracleのみとなっており、OracleのSQL通信である「SQL*Net」のパケットをすべてキャプチャし、通信プロトコルを解析することで、Oracleデータベースにアクセスしたユーザーや操作内容をリアルタイムで把握可能となる。またデータベースへの更新だけでなく、SELECT文、CREATE文、PL/SQL文も監視可能で、事前に設定したポリシーに基づいてアラートを発行できる。

 設置にはルーティングハブ、ミラーポート(SPANポート)を有するネットワークスイッチ、TAPの各ネットワークインターフェイスいずれかに接続する形となり、データベースサーバー側にエージェントを導入したり、設定を変更する必要がないため、パフォーマンスへの影響が最小限にとどめられる。

 日本SGIでは、今回のデータベースセキュリティソリューションのほか、マカフィー株式会社の「McAfee IntruShield」を用いて不正侵入を防止する「Whistle-blower for IPS」、米IPLocksのソフトウェアを用いてデータベースの脆弱性診断や監視・監査を行う「Whistle-blower for DB」、オーク情報システムの「NetEvidence」を用い、通信を記録、証跡化する「Whistle-blower for CF」のWhistle-blowerソリューション群をあわせて提供している。



URL
  日本SGI株式会社
  http://www.sgi.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.sgi.co.jp/newsroom/press_releases/2004/dec/wb_db.html
  Whistle-blower for DB/Net
  http://www.sgi.co.jp/solutions/security/whistle_blower/dbnet.html
  株式会社ネットワークセキュリティテクノロジージャパン
  http://www.nst-japan.com/
  Ware Valley
  http://www.warevalley.com/


( 岩崎 宰守 )
2004/12/02 16:14

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2004 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.