ネットエージェント株式会社は12月8日、同社のセキュリティ製品群「OnePointWallファミリー」を統合した新版を発表した。
OnePointWallは、WinnyやSoftEther、2ちゃんねる掲示板への書き込みなど、企業にとってセキュリティ上の脅威となる通信を検知・遮断するソフトウェア。従来のOnePointWallは特定の通信のみをピンポイントで遮断していたが、今回は各製品を統合し、1つのOnePointWallで複数種類の通信をブロックできるようになった。今回の統合に伴って対象も増え、従来よりサポートしていたもの以外に、IM(インスタントメッセンジャー)やSkype、特定のワームなどにも新たに対応している。
また、通信の検知・遮断までを行うブリッジ型の設置に加え、検知のみを担当するIDS型の設置を新たにサポートする一方で、小規模ネットワーク向けのライセンスを用意するなど、ライセンス体系をリニューアル。より多様なネットワークで利用できるようになったという。「ファイアウォールが外からの攻撃や侵入を防ぐのに対し、OnePointWallは内側からの通信をも必要に応じて止めることのできる、設置と操作の容易なセキュリティ製品だ」(同社)。
価格は、30デバイスまでが98,000円、100デバイスまでが198,000円。次年度以降も継続利用する場合は、継続ライセンスが別途必要になる。このほか、1000デバイス単位のアカデミックライセンス、5000デバイス以上の無制限ライセンス、複数台を導入するサイトライセンスも用意されるとのこと。
■ URL
ネットエージェント株式会社
http://www.netagent.co.jp/
プレスリリース
http://www.netagent.co.jp/onepoint/press1208.txt
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( 石井 一志 )
2004/12/08 19:11
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